言の葉と道具

「Chromebook」や巷にあふれる「文章」に関することを書いていきます

【言葉】退職エントリのボイラープレート

退職したことを伝えるブログの記事を読むことがあります。


kumagi.hatenablog.com

はてなブックマークを通じて目にすることがほとんどですが、その性質のせいか、上の記事のようにエンジニア職を生業とされる方の割合が比較的高く、ビーンカウンター(経理事務)で文系な私にとっては遠い世界の出来事に感じます。(特に次職がGoogle社などなら、なおさらです)

別世界のことと、退職の記事を拝見していますが、当ブログでいつか使えるといいなと思いながら、退職エントリをボイラープレート(判で押したような定型文)に落とし込んでみました。

文章構造

多くの退職エントリが、次のような構成です。

  1. 退職した旨
  2. 退職した組織でやっていたこと・成果
  3. 退職に至った理由
  4. 次の職場

また、2や3の間に、「退職した組織に参加した経緯」ですとか「業界の話」を追加ではさむこともあります。

参考文例

1.退職した旨

(参考文例)

私は、○年○月付けで△△株式会社を退職いたしました。新卒で入社し、□□年□カ月在籍したことになります。

有給休暇を取得して実質はいつから会社にいなかったかを示す例もあります。退職するにあたり有給休暇をしっかり使わせる会社、というイメージを読者に与える効果があって、辞める=退職する企業が悪い、というイメージが少しばかり緩和される印象があります。

現在は有給消化期間に入っているのですが、先日最終出社日を迎えたこともあり、このエントリを書いています。

2.退職した組織でやっていたこと

主にソフトウェアエンジニア(担当を記載)として、社内アプリケーションの開発(具体的業務を記載)を行いました。

担当業務については、読み手にわかりやすく、かつ守秘に触れない程度に記載し、また、業務で得た経験だけでなく、自己の成長につながったことを記載すること。

3.退職の経緯

主にソフトウェアエンジニア(担当を記載)として、社内アプリケーションの開発(具体的業務を記載)を行いました。

退職の経緯にネガティブなことを書くことは避けること。ネガティブなことを書く際は感傷ではなく、事実を書くことが必要でしょう。

4.次の職場

多くの記事は次は何をするのかで終わります。

(既に転職している場合)

○月より□□□□株式会社でお世話になっております。△△(業務)を担当します。~

(未定の場合)

当面はゆっくりして、今後取り組むことを決めていこうと考えております。

まとめ

退職エントリは、書き手とっては職務経歴を書き出しているようなものかもしれません。

書いている本人には、前職でしたことと得た経験の振り返りになりますし。読み手にとってら普段見えてこない世界を垣間見ることができる。Win - Win な関係です。

そんな、自分の書きたいことと読む人が興味を持っていることが合致する秘訣、どなたか教えてくれないでしょうか。